2014/10/23

桜田門の閉門と通行

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 国指定重要文化財「旧江戸城外桜田門」は昨年6月に平成の保存修理工事を終えました。
11月3日(月祭)10時~16時まで、当時の城門の雰囲気をご鑑賞いただけるよう、枡形門大扉が閉門され、小さい潜り戸をご通行していただけます。
また当日10時半より同工事に携わった技術者による工事の解説と見学会を行います。
先着20名様。FAXにてお申し込みをお受けいたしております。
(下記参照)
「140929_2.docx」をダウンロード
「fax.xlsx」をダウンロード
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 昔はこの附近に桜が多く、桜田郷といわれていました。
憲政会館に「桜の井戸」があります。
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 桜田濠を更に進むと「柳の井戸」の看板があります。
「この堤の下に柳の井戸があります。近くの、もと伊井候藩邸表門にあたる所にある桜の井戸とともに、江戸時代から名水として知られ、当時の通行人に喜ばれていました」
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 歌川広重の「名所江戸百景」の「外神田弁慶掘糀町」に二つの井戸が描かれています。奥が「柳の井戸」で手前が「桜の井戸」です。画面右下が桜田門の位置になります。

 桜の井戸の後方に見える立派なお屋敷が井伊邸で、桜田門から目と鼻の先です。
井伊直弼が、安政7年(1860)3月3日上巳の節句に桜田門から登城に向け、このわずかな距離を行く間に暗殺されたのが桜田門外の変です。

 皇居外苑に歴史を尋ねにお越しください。
協会では12月6日「皇居探訪セミナー」も開催します。
皆様のご参加をお待ちしています。

2014/10/21

秋満開の北の丸公園

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 日を追うごとに秋の深まりを感じる今日この頃。
園内芝生地のケヤキは、早くもところどころ色付き始めています。
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 吉田茂像裏の花木園へ行ってみると、ふさふさとした穂を持つ大きな猫じゃらしのようなチカラシバが、一面に広がっていました。触れてみるとまるで動物の毛の様な気持ちの良い触り心地。
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 この季節、園内散策中のお客様が、思わずグリーンアドベンチャー(樹木の名前や特徴が書かれたもの)をめくって見たくなってしまうのが、こちらの樹・・・
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 美しい真赤な実をたくさんつけたクロガネモチです。実は10月~2月まで観賞でき、長期で楽しむことができます。 クロガネモチは、名前に「カネモチ」という言葉が入っていることから縁起がよいとされ、庭木によく利用されるそう。41_2
 ツワブキは園内で見られる秋の花の代表。少しずつ咲き始めています。
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 花が段々と少なくなっていくこの時期に、明るい黄色が元気をくれます。日当たりのあまりよくない場所でもしっかり育つツワブキ。管理事務所近くでは群生をご覧頂けます。
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 公園西側では、以前紹介したフジバカマが見頃。優しい桜餅の様な香りを是非お楽しみください!

2014/10/17

お散歩ポケット4

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 10月のお散歩ポケットのテーマの「木の実と小鳥」は季節を少しだけ先取りした企画です。
秋の深まりと共に木の実が少しずつ色づいていく様子や、冬の渡り鳥たちの到来、季節の移り変わりを観察会の後にワクワク待ち焦がれていただきたくて、早めの10月にしてみました。
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 今回は女性3名のご参加です。
お忙しいスケジュールの中「今月だけ参加できるから」とご参加くださった方、車で通りかかることはあっても今までゆっくり来ることがなかったので・・・という方。
ようこそ皇居外苑へ!
気持ち良い芝生広場をごゆっくりご堪能ください。
始めは「カツラ」の樹の下で木の実のパーティです。カツラは丸い葉と秋の甘い香りが特徴の、小鳥たちもよく集まる樹です。
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 今回の観察会で大人気だったのがコブシの実でした。
糸でユラユラと揺れて小鳥を誘う木の実の作戦です。
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 近くにハクセキレイが尾を縦に振りながらやってきました。
双眼鏡で見ると背中の模様もはっきり見え、色が薄いので幼鳥のようでした。
スズメやカラスも双眼鏡を通すと違った様子が見えてきます。
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 お昼は楠公レストハウスで。
「こんなところにこんなレストランがあったなんて♡」
ドリンクバーもお料理も美味しいとご満足いただけました。ぜひこれからもご利用ください。
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 広場の片隅にきれいなモミジの翼果を見つけたので食後に折り紙で折ってみました。
和田倉噴水公園で飛ばしてみたところ、クルクル回る様子に感動です。
和田倉噴水公園はスズメやシジュウカラが子育てをしている様子が見られる公園です。
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 午後は芝生広場で観察した木の実がどこに生っているかを探しながらの観察、探鳥会です。
東御苑で植物や鳥だけでなく歴史もお楽しみいただきました。
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 ススキをバックに十月桜が可憐にほころび、皆を迎えてくれました。
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 シジュウカラ、ヤマガラ、キビタキ、ヒヨドリ、メジロ・・・
静けさの中で鳥たちの声を聴きながら観察会を終えました。

 「木の実の不思議さに感激」「季節をずらして何回も訪れてみたい」とのご感想。
どうもありがとうございました。お待ちしています!

11月は6日(木)・16日(日)になります。

2014/10/15

色の変化が楽しいスイフヨウ

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 花木園の中ほどでは、昨年より少し遅い開花となったスイフヨウが見頃を迎えています。
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 スイフヨウは漢字で書くと「酔芙蓉」。朝方は白色ですが、徐々に色が濃くなり、夕方には紅色に変化する様を酒に酔う様子に例え、この名になりました。
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 こちらは朝方に撮影したスイフヨウ。手のひらサイズの大きめの花は、純白のレースのようで美しいですね。
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 昨日の花は紅くなりしぼんでいました。ここまで色が異なるのは驚きですね。
気温の高い日は午前中から桃色になります。一本の樹で様々な色の花が見られる不思議な花、スイフヨウ。是非ご覧ください。

2014/10/07

10月の皇居外苑

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 大きな台風が過ぎました。
午前中の嵐の後、ケヤキの樹の向こう側に見事な日差しが戻りました。
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 強い雨と強い風でカツラの黄葉し始めた葉が舞い散りました。
枝先の葉はかなり落葉を進めています。
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 雨の後はキノコ探しが楽しみです。
今日はこんなユニークなキノコを見つけました。
直径10センチほどで叩くと結構固くてしっかりしています。
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 折れた様子が蝶のようですね。
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 苑内の樹木は松をはじめ常緑樹が多いのですが、落葉樹の紅葉、右の紅い樹がハナミズキ、左の黄色い樹がサクラです。
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 サクラも樹種によって葉の様子が違います。見比べてみてください。
オオシマザクラ、フゲンゾウ、ソメイヨシノです。
一本の樹が一度に紅葉するのではなく、少しずつ紅葉し、落葉している様子がご覧いただけます。
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 黄葉といえばイチョウですが、まだ葉は緑色です。
台風の強風で緑も飛ばされ、一面のギンナンの絨毯ができました。
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 常緑樹の陰の実の様子もご覧ください。
ハマヒサカキの実です。
色の変化がとてもきれいですね。
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 芝生にムクドリの群れが戻ってきました。
皇居外苑の自然風景の一つです。
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 空が高く、流れゆく雲の様子が楽しめるのも皇居外苑の広さならではです。
秋の気配をお感じに、皇居外苑へお越しください。

2014/10/03

自然観察会 お散歩ポケット3

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 10月のお散歩ポケットのテーマは「木の実と小鳥」です。
集めてみるとこんなにたくさんの木の実が。小鳥が目にしたらどんな気持ちになるでしょう!一つ一つ観察してみました。
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 9月のテーマのクスノキはまだ青い実をつけていて、やはり皇居外苑の注目の樹です。葉を揉むとスーッとした香りがします。
濠の堤塘に並んで大きく枝を張り、外の騒音から遮断する効果を発揮してくれています。

今回も素敵なお二人の参加者をお迎えしました。
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 スコープをお持ちの参加者のご要望にお応えして、足早に楠公像を後に東御苑に野鳥探しにお散歩です。
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 東御苑ではジュウガツザクラが開花を進め、皆の足を止めていました。
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 秋の七草の植栽です。一度に咲きそろうことは無いとされる秋の七草ですが植栽の配置が気持ちよく、咲き終わった花の面影も心に沁みこんできました。

苑内ではキビタキ♀とエナガが見られました。
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 本日のポケットはクルマバッタです。
撮影が終わり放してあげるときれいなクルマ型の翅の模様を見せながら跳んでいきました。
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 リクガイ、ヒメヒラタアブ、そしてセミの抜けがらも根強い人気です。
名残のツクツクボウシの声と、秋の虫たちの声、キビタキの声。
季節の移ろいを感じた観察会になりました。
次回は来週10月9日(木)になります。
皆様のご参加をお待ちしています。

2014/10/02

北の丸公園で秋を探そう!

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 日陰を歩けば爽やかな風が吹き抜け、すっかり冷たくなった風に秋を感じる今日この頃。真っ青な空に浮かぶ雲が、池の水面にくっきりと映りこんでいました。
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 園内では「秋の香り」を存分に楽しむことができます。風に乗って、どこからか漂う甘いお菓子のような香り。そう、その正体はキンモキセイです。開花時期は短いので、香りを楽しみたい方はお早めにどうぞ。
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 「コンコン」とヤマガラが木の実をつつく音が響く樹林地を歩くと、可愛らしいピンク色をしたゴンズイの実から、丸い種がこぼれそうになっていました。
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 サンクランボの様な形で落ちていたのは銀杏の実。独特なあの香りは気にならないのか、大量に落ちた実をハトが喜んでつついていましたよ。
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 西大通りの道沿いで色付き始めたピラカンサの実がご覧いただけます。ピラカンサはギリシャ語で「炎」「トゲ」という意味。真っ赤に色付く実を炎に、枝にはたくさんのトゲがあることからこの名になりました。
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 第二連隊碑の後ろに広がる樹林地には、緑の果肉に包まれた実が落ちていました。少し裂けた部分を手で開いてみると・・・
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 中にはアーモンドのような形をした種が入っていました。これはカヤの実。なかなか目にする機会がありませんよね。特徴はなんといっても、カヤ特有の香り。良い香りかどうかは人それぞれなので、公園を訪れた際は是非香ってみてください。
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 吉田茂像前のハナミズキの葉は、徐々に紅葉してきている様子。ちらほらと見える、真赤なしずく型の実が目を引きます。つんと上向きに立ち上がった様子が可愛らしいですね。
 散策の際は十分に虫除け対策をして、お越しください。

2014/09/30

北の丸公園で「秋の七草」を探そう

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 ハギ・キキョウ・クズ・フジバカマ・オミナエシ・ススキ・ナデシコ・・・。これらは「秋の七草」として有名ですね。今回は北の丸公園で見られる秋の七草のうちの三つをご紹介します。
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 まず一つ目は、秋の月見のお供えとしてはかかせない、イネ科のススキ。池の畔に生えています。気持ちの良い秋風に吹かれサラサラと揺れる様は、見ていると心がなごみ癒やされます。
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 二つ目はマメ科のハギの花。細い茎にたくさんの小さな花をつける、控え目ながらも逞しい花ですね。枝はまとめて筆に、根は煎じてのぼせやめまいの薬にしたそう。場所は公園西側です。
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 三つ目はキク科のフジバカマ。10~11月下旬にかけて開花します。今はまだきゅっと閉じた蕾の状態。全体に桜餅の様な香りがすることから、芳香剤として利用されていたこともあるのだとか。こちらも決して派手ではないですが、郷愁を誘う花姿が昔から人々に愛され、古典文学に度々登場します。ハギの向かい側でご覧いただけます。
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 すっかり秋の空気に変わった園内で聞こえてくるのは、絞り出すようなセミの声。ツクツクボウシが多いようです。お互いに「さあ、もうひとふんばり!」と声を掛け合っているのでしょうか?(写真はツクツクボウシの抜け殻です)

自然観察会 お散歩ポケット2

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 9月11日の観察会は大雨の日。
どうなることかと思っていたところ、観察会の時間だけスーッと雨が上がり傘を干しながらの観察会です。九州と都内のお二人の参加者をお迎えしました。
樹木のサイズについて考えてみたり、樹形や葉、実の様子をスケッチしてみたり。小さなポケット観察ケースは皆様にとても人気です。
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 今回のポケットの中身の一つ。
コオロギはたった一晩で木の葉を粉々に砕いていました。
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 こちらはトリバガという小さな蛾です。
T字の細い姿が美しいですね。
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 こちらはササキリです。
触角が長いのでキリギリスの仲間になります。
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 雨上がりのプレゼントはとても大きなキノコ達でした。
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 お二人とも芝生広場のお散歩をとても楽しみくださり記念撮影を!
ビルをバックにした松と芝生の様子は皇居外苑らしい一枚ですね。
ポケット観察ケースがぜひ欲しいとのコメント。
これからも自然観察してくださいね。

2014/09/19

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